DTM用語 クオンタイズ&ヒューマナイズ-DTM_FileVol.3
皆さんクオンタイズという言葉を知っていますか?DTMで楽曲製作をしていこうと思ったら必ず使っていく事になる機能です。まだ知らない人には目から鱗の必殺技です。
そして、その後になって出てきたのがヒューマナイズ。これらを使いこなせば手早く理想の曲に近づけることができます。
クオンタイズ(Quantize)
クオンタイズとはリアルタイムで入力した演奏データのタイミングのズレを補正してくれる効果の事です。簡単に言えばとてもキッチリさせてくれるのです!リアルタイムで演奏入力をするとデータは正確に打ち込まれる代わりに、後で聞いてみると音がバラバラし過ぎてプロっぽくない…。なんてことはよくある事です。そこでクオンタイズをしてみると、簡単にデータを揃えてくれます。EDM系の楽曲を作る際には重宝します。
ヒューマナイズ(Humanize)
ところが、クオンタイズをしたは良いがキッチリし過ぎてどこか味がなくなってしまった…。そんな事もよくあります。そして次の段階で、できた機能がヒューマナイズです。ヒューマナイズはキッチリし過ぎたMIDIデータを機械的になり過ぎないよう、ランダム性を持たせてくれます!
キッチリし過ぎたデータに人間味を持たせてくれるのです。ジャンルや演奏楽器によってはぴったりと重なったMIDIデータよりも、多少バラツキがあった方がそれっぽくなります。
効率がみるみるうちにアップ
データを正確に打ち込んだり、聞き心地の良いバラツキを持たせるクオンタイズ&ヒューマナイズ。これらの機能の素晴らしいところはMIDIデータを自由自在に扱えるという事だけではありません。時間をより効率的に使うことができるのです。
メジャーに楽曲提供をしていく作家さんはとにかく作業の効率化を図り、どんどん新しい楽曲を生み出します。クオンタイズを使っていないDTM作家の方はいないと断言できる機能です。これらの機能を使いこなせたあかつきには作業効率が約3倍なること間違いなしです。
最終チェックは「目」ではなく「耳」で確認
クオンタイズとヒューマナイズ。とっても便利ですよね。ただ、思った通りの配置になったMIDIデータを「目」だけで確認するのは、とても音楽的とは言えません。再生してみたら思い描いていた音とは違う。なんて事もあるので最終チェックしっかりと「耳」で行う事をオススメします。