横浜(神奈川)DTMスクールブログ

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DTMのMIXとは??-DTM_FileVol.6

DTMで作曲をする人は、曲数を作るにつれてみんな同じ疑問を持つようになります。それがMIXです。MIXとは自分が打ち込んだ音のバランスを整え、一般的なCDとして発売したり、配信できるようにする作業です。最初は難しいMIX作業ですが、根気強く続けることによって音質の良い楽曲が製作できるようになります。

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MIXの鍵は音量バランス
まず最初に注意して頂きたい点として、MIXとは各楽器の音量差が一番重要だということです。よくある失敗として、音力差を軽視し、色々なプラグインを指してしまうことがありますが、それでは音圧は上がらないのです。全ての音量差をより一定にし、よりダイナミックに聞こえるものになるよう心がけましょう。まずはリズム隊のドラム、パーカッション、ベースから音量を整えていくことをオススメします。
 
PANを振る 
MIXは一つの箱に音を詰めていく作業です。全てが真ん中に寄ってきてしまっていては空いている左右のスペースがもったいないですね。また、PANを左右に振ることによって右から左から、とても臨場感の溢れた楽曲にする事ができます。
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ここまできてやっとEQやコンプレッサーなどのプラグインで一つ一つの音質を上げていきます。いらない帯域の音を削っていったり、コンプレッサーで音の粒を立てましょう。必要のない音が鳴っていては良いMIXはできませんし、必要な音が奥に引っ込んでいてもガッカリですよね。MIXに必要なプラグインを一式集めようと思ったのならWAVES社のプラグインをオススメします。

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MIXでもリファレンスを決める

作曲する時にリファレンス曲を選ぶことは大切ですが、MIXでもそれは同じことが言えます。日本の音楽と国外の音楽では聴こえ方が全然違いますよね。曲の作りもそうですが、MIXが根本的に違うのです。聞き心地が良い音楽はMIXが素晴らしいので、ずっと聞き続けられます。その中でもKICKをより大きく聞かせてEDMのようなMIXにするのか、しっとりと聴かせるアコースティックの様なMIXにするのか、曲によってお手本にするMIXリファレンス曲を見つけましょう。