横浜(神奈川)DTMスクールブログ

横浜(神奈川)にあるDTMスクールのブログです

DTMで生ベースと言ったらTrilian(トリリアン)

弦楽器の打ち込みに弱いDTMですが、ベースはそんな事はありません。なぜならTrilian(リリアン)というプラグインがとても優秀だからです。こよプラグインを使いこなすことによって生音源さながらの躍動感を演出することができます。Trilianの特徴として様々な奏法を一つのトラックで使い分けることができるということがあります。楽曲の適材適所で使用することによって、表情のある楽曲を作ることができます!

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key switchで様々な奏法を使いこなす
Trilianの特徴として様々な奏法を一つのトラックで使い分けることができるということがあります。楽曲の適材適所で使用することによって、表情のある楽曲を作ることができます!
・グリスアップ
・スライドダウ
・スライドアップ
・スライドアップダウン
・スタッカート
 ・X−ノート

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ベースの種類が豊富
またTrilianの強みとしては生ベース以外のベース音源がとても多く、アコースティック、エレクトロからシンセベースまで多種多様なプリセットが用意されています。邦楽から洋楽まで、どんな楽曲でも対応できる量のベース音源がが入っています。
 
ベース音源をうまく打ち込むコツ
べースはmidiを打ち込む時に長さを均等に並べる必要がありません。またベロシティを均一にすることもしない方が良いです。シンセベースを使いEDMの楽曲を作る際は別ですが、その他ほとんどの場合はベロシティとmidiの長さをバラつかせましょう。均一にし過ぎることによって機械が弾いているような違和感のある音源になってしまうのです。少し細かい作業ですが、慣れてしまえば簡単にできます。

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DTMで曲を作る意欲をアップさせる方法-DTM_FileVol.10

DTMでたくさん楽曲を作っていると「次にどんな音楽を作ればいいんだろう?」また、「作るモチベーションが上がらないぞ!」となることはプロやアマ関係に関係なくよくあることだそうです。そんな時にどうやって曲を作るモチベーションをあげるのかお教えしたいと思います。

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良い環境で音楽を聴く
良い環境で音楽を聴く事はとても大切です。ヘッドホンやスピーカーでなっている音が悪ければ機微な音の工夫に気がつきませんし、作者が意図した音楽を受け取る事はできません。逆に音が良ければ色々な発見があり、その数だけイメージが生まれます。音の豊かさに理想の音を見つける事ができるかもしれません。
 
感動する楽曲を見つける
自分は最終的にどのような楽曲を作りたいのかを明確にしましょう。「この曲はここの部分が素晴らしい」とか、「どうやったらこの雰囲気が出るんだろう」とか考えているうちに、知識や感覚を吸収しているはずです。自分の感性にあった楽曲を見つけて、楽しめる音楽、目指す音楽を感じてみましょう。

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朝早く起きてみる
自然と前向きな行動ができる様になり、せっかく早く起きたのだからと時間を効率的に使いたくなります。調子が乗らない時こそ、早寝早起きをして自分の気持ちを整えましょう。

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風呂に入る(リフレッシュする)
音楽のことばかりを考えていると、発想が枯渇してしまう事があります。そういう時は何も考えずにお風呂に入りましょう。脳がリセットされてまた新たなモチベーションでDTMに向き合えます。音楽は豊かなものですし、凝り固まった頭の中で生まれてくるもの楽曲は理想と違うものばかりです。音楽ばかりの話ではなく新しい発想が入浴中に思い浮かんだということはよくあることです。
 
時間を置く
DTMに向き合うまでの時間をおきましょう。簡単には脳がリセットされない時に有効的です。DTMに向き合う為に少しだけ距離を置いてみると、思い浮かばなかった箇所が閃くなんて事もあるかもしれません。f:id:yokohama_dtm_school:20170221154818j:plain
 
自分に最適な方法を知る
いくつかの方法をあげましたが、どれもうまくいかないかもしれません。まずは自分の理解する事から始めましょう。それぞれモチベーションの上げ方やリラックス方法は違うものです。自分の精神をコントロールするには何かコツがあるはずです。それを見つけてうまく使ってみましょう。皆さんのDTM生活がより充実したものになる事を願っています。

DTMでも使える!J-POPの超定番コード-DTM_FileVol.9

コードは音楽をやっていくにあたって曲の土台となる和音のことです。和音は3つの音を同時に鳴らすことによって奏でるハーモニーの事です。和音にメロディが乗ることによってメロディがより生きるのです。DTMを行うにあたっても音楽の基礎であるコードは必ず使うことになります。

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カノン進行 Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ

keyCが場合
| C | G | Am | Em | F | C | F | G |
すごく良い曲だなぁ!となるコード進行。日本人が大好きな響きでたくさんの名曲が生まれています。初めの頃はこのコード進行で何曲、何十曲、何百曲と作ってみましょう。きっと新しい発見があるはずです。良いメロディを思い浮かぶヒントがたくさん隠れています。
 

王道進行Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm  

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keyがCの場合
| FM7 | G7 | Em7 | Am | 
様々なジャンルに使われている事に加えて、とにかく売れるコード進行。名前の通りJ-POPの王道であるコード進行です。情緒があり爽快感のある響きになっています。売れたい曲を作る為にはこのコード進行を使うべし!曲の色々な箇所で登場させてみましょう。
 

小室進行 Ⅵ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ 

keyがCの場合
| Am | F | G | C |
小室哲也が多用したことによってこの名前がついたコード進行。情熱的なイメージに加えて癖が強い印象です。4度ずつ上がる循環進行で| Am | Dm7 | G | C |のDm7をFに変えているんですね。切ない曲を作りたいときはこのコード進行を使用してみてください。感情的な曲が作れる事間違いなしです。
 

この3つのコードをアレンジしてみる

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この3つのコードをアレンジしてみる紹介したカノン進行、王道進行、小室進行。これらを部分的に組み変えてみてください。メロディによっても最適なコード進行がありますから、自分がその曲をどう聴かせたいのか、どんどん理想に近づいたコード進行にしてしまいましょう。コード進行の重要性がわかった次は、トニック・ドミナントサブドミナントなどのカデンツを勉強することをオススメします。自分の音楽を表現する事が更に楽しくなるはずです!
 

DTMでEQ(イコライザー)を使うコツ-DTM_FileVol.8

DTMでEQ(イコライザー)を使うコツ

 
曲をMIXする際ばかりでなく、音の細かいニュアンスを作る際にも必要なのがEQ(イコライザー)です。最初初めて聴く方は心配かもしれませんが慣れてしまえば感覚でできてしまうので是非挑戦してみましょう。

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EQで出来ること
EQを簡単に説明します。EQは楽器のほしい部分の帯域の音を上げる。またはいらない部分の帯域の音を削る事ができます。
①BASS音源の低域が強過ぎる場合があります。そういう状態になるとボーカルやその他の楽器を埋もれさせてしまい、低音ばかり強いモワモワした楽曲になってしまいます。せっかくしっかりと録ったボーカルやその他の楽器が勿体無いですね。そう行ったときは、BASSの低域を削ってみましょう。するとBASSの音は聞こえているのに声が聴こえるスペースができ、しっかりボーカルがたった音源に聴こえるようになります。
②サビは曲の中でも一番盛り上がるのセクションです。ですので、自然と楽器数も増え、どこがごちゃごちゃとした印象になってしまいがちです。一つ一つの楽器の音を効果的にするためにも、いらない低域は削り、高い音が聞こえにくかった場合はブーストしてみましょう。ブーストとはある帯域の音を上げる事で、EQでいう音を削るという事の反対の意味です。うまく処理をすることによってEQのみでかなり聴きやすい音になります。
 
EQのパラメーター
ピーキング

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フィルター

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名前を覚える重要性はあまりありませんが、それぞれのパラメーターをうまく使いこなせるようになりましょう
 
低音は必要な最低限な楽器がなって入ればOK
EQを使うコツは闇雲にブーストをしないこと、低音処理をしっかりと行う事です。この二つをしっかりと押さえていれば良いEQ処理ができます。特に低音の処理が甘いと楽曲全体の音圧を上げる時に苦労します。各楽器の入らない低音はどんどん削ってしまいましょう。
 
オススメEQ

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FabFilter Pro-Qシリーズ
視覚的に操作ができますし、簡単に思い描いた音に近づけて作れます。アナライザー機能も付いていますのですごく便利です。動作も軽く、癖のない音が特徴的です。世界中のレコーディングエンジニア、マスタリングエンジニアが愛用しています。
 

 

DTMを始めるにはまずソフト選びから!DTM_FileVol.7

DTMをする為にはDAWが必要です。DTMとは DeskTop Musicの略称ですが、DAWとはDigital Audio Workstationの略称です。簡単に言うと机で音楽のするためのソフトのことです。ソフトにもそれぞれ得意分野があったり、値段にもバラツキがあります。そこで代表的なDAWを特徴とともに紹介したいと思います!

 
Logic proシリーズ

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最近使用している作家が増えてきたDAWであり、Macでのみ使用することができます。使用する理由としては一番安価に手に入れることができるからです。また、内臓音源も豊富で馴染みやすくGarageBand無料)からの移行が要因になっているようです。バンドマンの使用率も多く、初心者の方にも良心的なDAWです。
 
Pro Toolsシリーズ

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音楽業界の標準になっているDAWです。大体どこのスタジオにもPro Toolsが設備してあり使えると、とても便利です!DAWの中でもMIX作業に適していて、他のDAWを使いながらPro Toolsを併用している。なんてこともしばしばです。初心者は手を出さない方が良いDAWです。

 

Cubaseシリーズ

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昔から今まで長く使われているDAWで、打ち込みに適しています。付属しているプラグインが多く、感覚的に音楽を組み立てていく事ができます。ボカロ専用のプラグインも付いているのでボカロを始めたい方にオススメです!上位グレード(Pro)、中位グレード(Artist)、下位グレード(Elements)の3種類からとなっています。

 

SONARシリー

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これも古くから愛用されているDAWで、一番内臓音源が多く、他に音源を買い足す必要のないほどです。384kHz/64bitやDSDフォーマットに対応するなど、珍しい機能もあります。アップデートができる回数が頻繁なのも魅力です。上位グレード(PLATINUM)、中位グレード(PROFESSIONAL)、下位グレード(ARTIST)の3種類からとなっています!

 

自分に合ったDAWを選ぶ

DAWにはそれぞれの良し悪しや特色があります。自分の作りたい音楽ジャンルに適したDAWを選択することがとても大切です。また、周りにDTMをしている人がいれば同じDAWを買うと良いと思います。操作の手順を共有できたり、相互性がよくデータのやりとりに便利です。

 
 

DTMのMIXとは??-DTM_FileVol.6

DTMで作曲をする人は、曲数を作るにつれてみんな同じ疑問を持つようになります。それがMIXです。MIXとは自分が打ち込んだ音のバランスを整え、一般的なCDとして発売したり、配信できるようにする作業です。最初は難しいMIX作業ですが、根気強く続けることによって音質の良い楽曲が製作できるようになります。

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MIXの鍵は音量バランス
まず最初に注意して頂きたい点として、MIXとは各楽器の音量差が一番重要だということです。よくある失敗として、音力差を軽視し、色々なプラグインを指してしまうことがありますが、それでは音圧は上がらないのです。全ての音量差をより一定にし、よりダイナミックに聞こえるものになるよう心がけましょう。まずはリズム隊のドラム、パーカッション、ベースから音量を整えていくことをオススメします。
 
PANを振る 
MIXは一つの箱に音を詰めていく作業です。全てが真ん中に寄ってきてしまっていては空いている左右のスペースがもったいないですね。また、PANを左右に振ることによって右から左から、とても臨場感の溢れた楽曲にする事ができます。
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ここまできてやっとEQやコンプレッサーなどのプラグインで一つ一つの音質を上げていきます。いらない帯域の音を削っていったり、コンプレッサーで音の粒を立てましょう。必要のない音が鳴っていては良いMIXはできませんし、必要な音が奥に引っ込んでいてもガッカリですよね。MIXに必要なプラグインを一式集めようと思ったのならWAVES社のプラグインをオススメします。

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MIXでもリファレンスを決める

作曲する時にリファレンス曲を選ぶことは大切ですが、MIXでもそれは同じことが言えます。日本の音楽と国外の音楽では聴こえ方が全然違いますよね。曲の作りもそうですが、MIXが根本的に違うのです。聞き心地が良い音楽はMIXが素晴らしいので、ずっと聞き続けられます。その中でもKICKをより大きく聞かせてEDMのようなMIXにするのか、しっとりと聴かせるアコースティックの様なMIXにするのか、曲によってお手本にするMIXリファレンス曲を見つけましょう。

DTMでオーディオファイルを扱う-DTM_Filevol.5

私がDTMを始めた頃はオーディオファイルの価値がわかりませんでした。BPMもあっていない、keyもあっていない、せっかく作ったのにどこか完成度が低い、オーディオファイルを使って本当にオリジナルの作品だと言えるのだろうか…。そんな理由から避けていたオーディオファイルですが、今はたくさん活用していますし、これがないと製作の幅がグンと狭まってしまうように思います。ですので、オーディオファイルを扱うにあたってのポイントをお教えしたいと思います。

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クオリティの高いオーディオファイルを使う
今やオーディオファイルはループ素材として既にDAWに搭載されているものが多いと思います。その中から自分が気に入ったファイルをどんどん選び出してみましょう。弦楽器や管楽器などはmidiで打ち込むとどこが機械っぽいのでオーディオファイルを重宝します!また、かっこいいビートパターンを作る際にもとても有効です。
 
BPM(リージョンの長さ)を揃える
選んだオーディオファイルをDAW上に開いた後、他の音と合わせて聴いて見るとリズムがバラバラになっていることはありませんか?これはオーディオファイルの編集機能で簡単に揃えることができます。この機能を知っていないと元々オーディオファイルが持っているBPMでしか使用することができないので注意しましょう!f:id:yokohama_dtm_school:20170212030700j:plainf:id:yokohama_dtm_school:20170212030711j:plain
 
音程(key)を変える
BPMもしっかりと揃ったところで次にチェックするべきところはのは、その曲のkeyです。リズム感があっていても曲の音程と合っていなければ不協和音になってしまい、チグハグな音楽になってしまいます。WAVES社のプラグイン「Sound Shifter pitch」はオーディオファイルのkeyを簡単に移調できるのでとてもオススメです。

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ループにしてみてずっと聴き続けられるか
4小節なり、8小節なりをループして聴いてみましょう。心地よく聴き続けられるのであればオーディオファイルを使い楽曲の一部をうまく作れたと言って良いと思います。ここにたどり着くまでにいくつかのポイントがありましたが慣れてしまえば簡単にできてしまいます。

 

組み合わせがオリジナルになる
以前はオーディオファイルを使うことによってオリジナル性が欠けしまうのじゃないかと思っていました。しかし、今ではオーディオファイルなしに独創性がありクオリティの高い楽曲を作るのは難しいのじゃないか…とさえ思うようになりました。実際に演奏技術があり、音を録る環境がある人は中々いません。CDになる作品にもたくさんのオーディオファイルが使われる時代です。臆することなくオーディオファイルに頼ってしまって良いのです。