横浜(神奈川)DTMスクールブログ

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DTMでオーディオファイルを扱う-DTM_Filevol.5

私がDTMを始めた頃はオーディオファイルの価値がわかりませんでした。BPMもあっていない、keyもあっていない、せっかく作ったのにどこか完成度が低い、オーディオファイルを使って本当にオリジナルの作品だと言えるのだろうか…。そんな理由から避けていたオーディオファイルですが、今はたくさん活用していますし、これがないと製作の幅がグンと狭まってしまうように思います。ですので、オーディオファイルを扱うにあたってのポイントをお教えしたいと思います。

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クオリティの高いオーディオファイルを使う
今やオーディオファイルはループ素材として既にDAWに搭載されているものが多いと思います。その中から自分が気に入ったファイルをどんどん選び出してみましょう。弦楽器や管楽器などはmidiで打ち込むとどこが機械っぽいのでオーディオファイルを重宝します!また、かっこいいビートパターンを作る際にもとても有効です。
 
BPM(リージョンの長さ)を揃える
選んだオーディオファイルをDAW上に開いた後、他の音と合わせて聴いて見るとリズムがバラバラになっていることはありませんか?これはオーディオファイルの編集機能で簡単に揃えることができます。この機能を知っていないと元々オーディオファイルが持っているBPMでしか使用することができないので注意しましょう!f:id:yokohama_dtm_school:20170212030700j:plainf:id:yokohama_dtm_school:20170212030711j:plain
 
音程(key)を変える
BPMもしっかりと揃ったところで次にチェックするべきところはのは、その曲のkeyです。リズム感があっていても曲の音程と合っていなければ不協和音になってしまい、チグハグな音楽になってしまいます。WAVES社のプラグイン「Sound Shifter pitch」はオーディオファイルのkeyを簡単に移調できるのでとてもオススメです。

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ループにしてみてずっと聴き続けられるか
4小節なり、8小節なりをループして聴いてみましょう。心地よく聴き続けられるのであればオーディオファイルを使い楽曲の一部をうまく作れたと言って良いと思います。ここにたどり着くまでにいくつかのポイントがありましたが慣れてしまえば簡単にできてしまいます。

 

組み合わせがオリジナルになる
以前はオーディオファイルを使うことによってオリジナル性が欠けしまうのじゃないかと思っていました。しかし、今ではオーディオファイルなしに独創性がありクオリティの高い楽曲を作るのは難しいのじゃないか…とさえ思うようになりました。実際に演奏技術があり、音を録る環境がある人は中々いません。CDになる作品にもたくさんのオーディオファイルが使われる時代です。臆することなくオーディオファイルに頼ってしまって良いのです。